2013年07月31日

日本らしさ

悲観的な意味ではなく、「それでいいんだ」という意味で、日本文化というのは負けの肯定・貧乏の開き直りだと思っています。
無理して作ったはいいけど、修繕することができずに色あせ・崩れていく建造物に侘び寂びが宿り、微細な違いを感じとることで風流が生まれました。粋にしたって、そのエッセンスは「意気地と媚態とあきらめ」です。
そのことを見事に表した例えに、伊集院光さんの野球観戦以上のものをぼくは知りません。
曰く「子供の頃、お金持ちの子供はジャイアンツの試合を内野席で楽しんでた。一方、こちとら金がないんで、同じ後楽園でも、ファイターズの試合を外野席で酔っぱらいにからかわれながら見てた。で、野球観戦の楽しみって言ったら『酔っぱらいがいること』みたいになっていく」と。細かいところまでは正確じゃありませんが、そんな内容でした。
その意味では、日本はちょっと内野席っぽくなり過ぎていて、あんまりおもしろくないわけです。もっと、外野席っぽい方が猥雑でいいな、と。ってなことを思えば、消費税の増税もTPPも(どんとこい!とまでは言いませんが)あるべき姿に近づく契機くらいには思えてきます。
虎の威を借る「日本男子」文化の方こそ、何とかして欲しいと思う次第。

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posted by Kazuki at 22:46| 『日々これ紙片』