2012年09月05日

種子の旅

通信販売のことをあらためて調べていて、日本での始まりが1876年だったことを知る。津田仙という人(その次女が津田塾を作った津田梅子氏)が、とうもろこしの種を売ったのが最初らしい。この「とうもろこしの種」というところにグッときて、がぜん通信販売に興味がわいてきた。
確かに植物の種というのは、これ以上ないほどコンパクトに情報を加工したオブジェである。郵送料の点からすれば、ものが小さく、後に大きく成長する「種苗」はまさに格好の商材だと言える。
さらにおもしろいのは、植物側の立ち場からすれば、種子を遠くまで運ぶことが本能的な摂理であること。人間の郵便網が、植物の子孫繁栄のために作られたと考えると、何とも愉快。星野之宣さんの『2001夜物語』を思い出した。

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posted by Kazuki at 20:00| 『日々これ紙片』