2012年06月14日

糊について考えていきたい

文化の要(かなめ)は「糊」ではないかと考えている。あるいは、糊をメタファーとして文化活動を語れるのではないか、と。
語源的には「要」という言葉からして、扇子の末端で木簡をつなぎとめる部品を指し、結びつける機能を意味した。形状が「蟹の目」のようだということと、金属である(金目である)ことがかけられてできた単語らしい。何かを組み合わせることに目(視覚表現)が結びつくと、高山学派の門弟としてはそれだけでテンションが上がる。
ところで、糊。流動状になっているものが時間の経過を経て凝固する。その「固まる」際に別々のものを道連れにすることで、糊は複数のものを結びつける機能を発揮する。真ん中に入るのでミディアム=メジュームというわけだが、そこで動かなくなることはすなわち「死」である。つまり、時間を取り込んで死んでいくもの。それが文化活動の要にでんと座っているのではないか? といったことを考えていきたい。

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posted by Kazuki at 08:56| 『日々これ紙片』